元FPSプロ、元競技コーチから見たVALORANTのプロになる条件

VALORANT

世界中のプレイヤーを熱狂させ続けるタクティカルFPS『VALORANT』。

日々更新される戦術、進化するメタ、そして数万人が視聴する公式大会――

この舞台で“プロ”として戦うことは、もはや一部の天才だけの夢ではありません。

この記事では、「なんとなく強い」から「本気でプロを目指す」へと踏み出すための具体的なステップを、現実的な視点で解説します。

VALORANTコーチング始めました
最速で成長するなら

FPS歴10年、プロチームのVALORANTコーチによるコーチングを始めました。

・フィジカル特化
・立ち回り特化
・原因追及→改善プラン

の3つのプランを用意し、あなたの最適解を見つけます。

現在のプロの最低条件

ゲームをしているプレイヤーなら誰しもが1度は考えたことがあるんじゃないかという『野良でプロゲーマーにスカウトされる』

ではこれが夢ではないレベル、そしてトライアウトで求められる最低レベルとはいったいどれくらいなのでしょうか?

結論から言えば『レディアントを踏んだ』ぐらいでは正直プロチームのトライアウトを受けるには足りません。
『レディアントを踏んだ』はプロチームのacademyチームの最低ラインです。

ではどのラインでトライアウト資格を得るのか?

実際にとあるプロチームの書類選考通過基準を参考にお話しすると

  • ・イモータル3 600rr以上経験者
  • ・コンペティティブモードでのKDが1,15以上

となります

意外とシンプルです。

実際には前述したプロチームに直結するスカウトなんてものはなく、スカウトされたうえでトライアウトをはさみますが、仮定としてプロチームを作る際に『コアメンバー(アイコンになるようなプレイヤー)としてスカウトされるレベル』は上記の条件をかなり大きく超えると予想されます。

まぁ1000rr、KD1.3くらいになるのでしょうかね?

ぶっちゃけ参考になりませんがprimmieくらいと仮定てみましょう

ちなみにprimmieはS8A3に1200rr.KD1.55をたたき出しています

無理ゲーです

primmieのトラッカー

まぁこんな夢物語は置いておいて、要は求められる最低条件は”フィジカル”というわけです
それもレディアント上位帯で戦える

元競技コーチ視点からしてもこの選考基準は理にかなっています。なぜなら強い選手自身が戦術となりえるからです。

もちろん戦術的なマクロ、連携も大事にはなりますが、それがあった上で最後に命運を分けるのは撃ち合いの勝敗です。

また歴代のmasters&championsの優勝チームを見れば一目瞭然ではありますが勝てるチームには必ず撃ち合いの強いラーカーがいます

Meteor選手然り、Alfajer選手然り、johnqt選手然り、d4v4i選手然り

1vs1の勝率の高さはそれだけで戦術になります

まずは“うまい”ではなく”つよい”プレイヤーを目指しましょう

アマチュアチームのプレイヤーとしてのスタート

プロになる方法はソロQで高いランクを獲得しトライアウトを通るだけではありません。

アマチュアチームからのステップアップによってなる方法もあります。

もちろんチーム活動を頑張るからソロQを回す必要がない、というわけはありません、ちゃんと回してください。

チーム活動とソロQは全く別物です。

イメージとしては

 

チーム活動

自分の力量の下限を上げる(下振れを減らす)練習

ソロQ

自分の上限を上げる練習

 

というイメージです。

チーム活動を頑張っても上手くはなっていますが、強くなっているわけではありません。

それは一旦置いておいて、アマチュアチームの選手を始めるだけなら結構ハードルは低いです。

設立したてのチームだとアセンダント3ぐらいランクでもスタートできます。

ただし最低限プロチームの目に留まるラインと考えると厳しいです

そうなるとpremierでのチームランクがinviteのランクのチームに所属したいところですね。

inviteランクだとプロチームのスクリム相手やpremierで実際に対決するということができるからです。

ではinviteランクのチームに所属するための方法ですが、最低イモータル3になります。

エリート5から昇格した場合であればそれ未満のランクでも所属はできますが、昇格から参加、つまりトライアウトから加入になるとそもそもイモータル3ランクを維持できていないと、VALORANTの仕様上そもそもpremierのチームに参加することができません。

そこからチームとして結果を出してトライアウトを受けステップアップするというのが現状のプロチームまでの現実的な最短ルートだとおもいます。

実績とスタッツがあれば上記したソロQから直接トライアウトよりもよっぽどハードルが低くはなります。

ただそれでも簡単ではありません。

競技においてのランク評価

アセンダント2~イモータル1 頑張りましょう
イモータル2 アマチュアチームやアマチュアチームAC
イモータル3 アマチュアチームのスタートライン
イモータル3 400rr プロチームのACのスタートライン
イモータル3 400rr~600rr 競技経験があればプロチームのトライアウトを受けれるライン
イモータル3 700rr↑ プロチームのトライアウトスタートライン

フィジカル以外の価値のあげ方

では競技がすべてフィジカルで解決するか?と言われればそんなわけはありません

フィジカルだけで解決するなら毎年PRXかaspasがいるチーム、TRN(現FS)が大会を優勝しています

では競技でフィジカル以外に評価される加点ポイントをいくつか挙げてみます

①IGL

ゲーム内の自チームの脳味噌になるポジションです。

特に現状の日本シーンでは人材が不足しています。

ゲーム、構成に対する理解度、相手のしたいことを読む洞察力、味方に出す指示の的確さなど求められる重要かつ難易度の高いロールになります

海外の選手だとNRGのEthan選手、OPTで優勝したFNS選手、FNCのBoaster、元NAVIのangelなどが有名です。

多いのが最低限のフィジカルのみで自分以外を動かし試合をコントロールするスタイルです。

これならばフィジカルがなくてもギリギリ許されるでしょう。

しかしG2のBayln選手などスタッツも高く高いマクロ力を持ち合わせているIGLも出てきたので一概にフィジカルがあるに越したことはありません。

現にFNCのBoaster選手も近年かなりのフィジカルトレーニングを行いスタッツを上げた結果2025年のFNCは成績が上向きました。(もちろんそれだけが原因ではないですが、間違いなく要因の一つではある)

求められる仕事量が多い役割になりますが、できる人間が少ない以上、一定数のフィジカル、ランクがあれば他と差をつけられる役割になるでしょう。

②アンカー

VALORANTは5vs5のチームゲームである以上必ずしも1vs1が行われるゲームじゃありません。

むしろ多数対多数での撃ち合いのほうが多くの割合を占めます。

その時に重要になるのがこの”アンカー”と呼ばれる立ち位置です。

元用語でいえばフットボールの攻撃の一番後方のポジションである”DMF”(ディフェンスミッドフィルダー)から来ているのですがVALORANTでのアンカーは特定の人物を指しません。

アンカーとは
”その時攻撃の最後方にいる人間”を指すことが多く流動的に変化するポジションです。

言葉で説明するのは少しわかりにくいので↓図解

このように見ていなければ事故によってラウンドを落としてしまうようなポジションをカバーできるのがアンカーです

意外と前に出ることばかりを考え前と視線がかぶってしまい、これが意識できていない選手は多い

③コーラー

VCでの報告もいいチームには必須になります。

  • 簡潔であること
  • わかりやすいこと
  • 声が通ること

このような報告は競技において当たり前ではありますが

”コーラー”というのはIGLのしたいことを把握したうえでその意図の範疇で指示を出しアクションを行える人物です。

主に防衛や広がって情報を取る攻めの際に必要な役割でフラッシュやスタンなどの仕掛けられるスキルを持ったエージェントを使う人間が行えるのがベストになります。

IGLはマップ全体をある程度見渡せているとはいえ人間です。

自分のいる反対側のサイトの情報は把握しきれない場合がほとんど

その場合大筋を理解した理解者であり、『IGLだったらチームとしてこうしたい』を実現できる”コーラー”の存在が必須になります

IGLほどではないですがマクロ理解をし指示を出せる人間はチームに求められます。

これらは所謂”うまい”と呼ばれる要素ではあるためプロを目指すにおいて最優先とは言えないものの競技をするにおいて力になることは間違いなしです。

④その他

めちゃくちゃハードルは高いですがこういう方法もあります

“自分でチームを組んでVCJまで上がりスポンサーを勝ち取る”

一番夢がありますね~

しかし現実問題として

  1. そもそもプロチームに対抗でき勝ちあがるメンバーを集めるのが大変
  2. プロチームに所属していない優秀なコーチを探すのが大変
  3. プロ契約を勝ち取るまでの資金、練習時間の捻出
  4. 優秀な選手の引き抜き阻止

など問題は山積み

なかなか物語のようにはいかないでしょう。

プレイヤーとしての素質以外の才能も必要になってしまいます。

まとめ

以上まとめるとやはり

アマチュアチームに所属しそこで結果を残し、実績を出してプロチームにトライアウトを申し込む

これが一番現実的かなと思います。

所属する中で自分の選手像なども確立させ、代えがたい人材になることを目指しましょう

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